成長する仕事、「働く仲間に最高の未来を」をコンセプトに美容室、ネイルサロンを経営してる原田です。
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また僕がお店を立ち上げてからの気付きや体験、などもシェアしていきますのでよろしくお願い致します。
髪のダメージを考えるとき、
「タンパク質」や「キューティクル」という言葉はよく聞くと思います。
でも、実はもう一つ非常に重要なのが**CMC(細胞膜複合体)**です。
CMCは、簡単に言えば、
「髪の細胞と細胞の間をつなぎ、髪の状態を支えている構造」
です。
CMCはどこにある?
髪の表面にあるキューティクル同士の間、そして髪の内部にあるコルテックス細胞同士の間に存在しています。
CMCは主に脂質を含む層と、中央のδ層からなる構造をしています。
つまり髪は、
レンガ=細胞
レンガをつなぐ部分=CMC
と考えると分かりやすいでしょう。
CMCがあることで、髪の構造が保たれています。
(PubMed)
CMCの重要な役割①「細胞同士をつなぐ」
まず大きな役割が、髪の細胞同士を接着すること。
キューティクルやコルテックスの細胞がバラバラにならないように支えています。
この構造が乱れると、髪の表面のなめらかさや、内部の強度にも影響します。
だからダメージ毛では、
「引っかかる」
「ゴワつく」
「まとまらない」
といった感覚につながりやすくなります。
CMCの重要な役割②「髪の水分・脂質環境を支える」
髪のしなやかさを考えるうえで、タンパク質だけではなく脂質も重要です。
毛髪の脂質には、脂肪酸、コレステロール、セラミド類、18-MEAなどが存在し、毛髪の構造維持や外部からのダメージに対する保護に関係しています。
(PubMed)
特にダメージを受けた髪では、こうした脂質の状態が変化することが分かっています。
そのため、
「髪に水分を入れる」だけではなく、
「水分を含めた髪の環境を整える」
という考え方が重要になります。
CMCの重要な役割③「薬剤の作用にも関係する」
美容師にとってCMCが重要なのは、ここです。
カラーやパーマなどの薬剤が毛髪内部で作用する際、毛髪内部の構造や細胞間領域が関係しています。
CMCは、外部から毛髪内部への物質の移動や、内部成分の移動にも関係するとされています。
(SCCJ)
だからこそ、カラー・パーマ・縮毛矯正を繰り返す髪では、
「タンパク質を補う」
「脂質を補う」
「キューティクルを整える」
というように、髪を一つの構造体として考える必要があります。
CMCがダメージケアで重要な理由
髪の約90%以上はタンパク質ですが、脂質は量としては少ない。
それでも脂質は、髪の構造や保護に大きく関係しています。
(MDPI)
ここがポイントです。
「少ないから重要ではない」ではありません。
髪の中で脂質が果たしている役割は大きい。
だから髪質改善やダメージケアを考えるときも、
「タンパク質補給だけ」
ではなく、
タンパク質+脂質+水分+表面の状態
という複数の視点から考えることが大切です。
美容師として伝えたいこと
私は、髪を綺麗にするためには、
「何を入れるか」だけではなく、
「髪の中で何が起きているのか」を考えることが重要
だと思っています。
CMCは目で見ることができません。
しかし、髪の細胞同士をつなぎ、毛髪の構造や脂質環境を支える重要な存在です。
カラー、パーマ、縮毛矯正などを繰り返すほど、髪の状態を見ながら適切なケアを選ぶことが大切。
髪を本当に綺麗にしたいなら、
「表面だけ」ではなく「髪の構造」まで考える。
これが、ダメージケアの基本だと考えています。