成長する仕事、「働く仲間に最高の未来を」をコンセプトに美容室、ネイルサロンを経営してる原田です。
このブログでは指名売り上げを上げたい美容師さん、これからもっと成長したい美容師さんに向けたブログになってます。
売り上げアップのヒントになるかもしれないので是非参考にしてみて下さい。
また僕がお店を立ち上げてからの気付きや体験、などもシェアしていきますのでよろしくお願い致します。
最近、美容室経営をしていて感じることがあります。
これから怖いのは、
「お客様が美容室に来なくなること」ではなく、
「行く回数と使うメニューを選び始めること」
なんじゃないかと思っています。
実際、数字にもその変化が出ています。
2026年の美容室市場は1兆3,063億円。前年比5.9%減。
女性の美容室利用回数も年間4.18回まで減少しています。
ところが、女性の1回あたり利用金額は7,686円で、ほぼ横ばいです。
つまり、
「美容室にお金を使わなくなった」だけではない。
行く回数を減らしたり、
カラーはするけどトリートメントは今回はやめておこう、
今回はカットだけにしよう、
というように、
お客様自身が美容に使うお金と時間を選び始めている。
これが今起きている大きな変化だと思います。
そして僕がこの先怖いと思っているのが、
「なんとなく選ばれていた美容室」が厳しくなること。
安いから。
近いから。
いつも行っているから。
なんとなく予約が取れたから。
今までは、こうした理由でも一定数のお客様には来ていただけました。
でも物価が上がり、使えるお金も時間も限られてくると、
お客様は今まで以上に考えます。
「この美容室に1万円払う理由は何だろう?」
ここに答えられない美容室は、かなり厳しくなると思っています。
実際、美容サロンの利用を減らした女性の40.8%が「美容代を節約する必要が出てきた」と回答しています。
さらに21.2%が「サロンの料金改定(値上げ)」を理由に挙げています。
だからといって、
「じゃあ値下げしよう」
ではないと思うんです。
むしろ逆です。
これから重要になるのは、
価格以上に「ここに来る理由」を明確にすること。
白髪に悩んでいるなら、この美容室。
髪のダメージを改善したいなら、この美容室。
ショートなら、この美容師。
縮毛矯正なら、この人。
大人女性の髪なら、この店。
そんなふうに、
「誰の、どんな悩みを解決する美容室なのか」
が今まで以上に重要になると思います。
もう一つ大きな変化があります。
SNSだけやっていれば集客できる、でもない。
これは僕自身もSNSをやっているからこそ、すごく興味深い数字でした。
2026年の調査では、20代女性が現在通っている美容室を知ったきっかけは、
予約・口コミサイト39.5%。
SNSは6.9%。
15〜19歳女性でも、
予約・口コミサイト30.0%。
SNS9.4%。
意外ですよね。
SNSはもちろん重要です。
でも、
SNS=集客装置
というより、
SNS=「この人にやってもらいたい」と思ってもらうための信用装置
に近くなっていくのかもしれません。
SNSで人柄や技術を知る。
Googleやホットペッパーで口コミを見る。
スタイルを見る。
料金を見る。
そして予約する。
お客様は一つの媒体だけではなく、いくつもの情報を確認してから美容室を選ぶようになっています。
だからこれからは、
SNS、口コミ、スタイル写真、ブログ、ホームページ、予約サイト。
全部がつながっている美容室が強くなる。
僕はそう考えています。
そして、もう一つ。
一番怖いのは「普通の美容室」になること。
2024年度末の美容所数は全国で27万7,752施設。
前年より3,682施設増えています。
一方、2025年の美容業の倒産は120件。
過去20年間で最多でした。
お店は増えている。
でも、お客様の来店回数は減っている。
この2つを合わせて考えると、
これから起こるのは、
「美容室がなくなる時代」ではなく、
「お客様が集まる美容室と集まらない美容室の差が、さらに広がる時代」
なんじゃないでしょうか。
技術が上手い。
接客がいい。
店内がおしゃれ。
もちろん全部大切です。
でも、それだけでは伝わらない。
「自分たちは誰のために存在しているのか」
それを決めて、
発信して、
口コミを積み上げて、
来店したお客様に体験してもらい、
また来たいと思ってもらう。
これからの美容室経営は、
「たくさんのお客様を集める」よりも、
「選ばれる理由をつくる」こと。
ここがもっと重要になっていくと思います。
市場が厳しくなること自体は変えられません。
でも、
その中で選ばれる理由は、自分たちでつくれる。
だから僕自身も、
「昨日までうまくいっていたから大丈夫」
ではなく、
お客様の行動が変われば、自分たちも変わる。
そんな美容室でありたいと思っています。