成長する仕事、「働く仲間に最高の未来を」をコンセプトに店舗展開を目標にしてる原田です。
このブログでは指名売り上げを上げたい美容師さん、これからもっと成長したい美容師さんに向けたブログになってます。
売り上げアップのヒントになるかもしれないので是非参考にしてみて下さい。
また僕がお店を立ち上げてからの気付きや体験、などもシェアしていきますのでよろしくお願い致します。
カウンセリングの場面で、ついこんなことを言ってしまった経験はありませんか?
「ダメージの少ないカラーと普通のカラーもしくはデザインをとってハイライトカラーがあります。どれにしましょうか?」
一見、相手が選択できる様に親切に思えるこの言葉。
しかし実は、お客様を“選択疲れ”という混乱に突き落としてしまう、危険な一手なんです。
選択肢が多すぎると、人は迷ってしまう
人間の脳は、選択肢が多ければ多いほどエネルギーを消耗します。
結果として、
- 決められない(先延ばし)
- 一番安い・無難なものを選ぶ
- 本当は欲しかった結果を得られない
こうした残念な決断につながってしまうのです。
お客様は「たくさんのメニュー」を欲しがっているのではありません。
自分の悩みを解決してくれる「唯一の答え」を求めて来店しているのです。
専門家としての役割は「選択肢を絞ること」
美容師であれ、サービス業であれ、プロとしてやるべきことは一つ。
👉 お客様の悩みを聞いたうえで、数ある選択肢から「ベストな2つ」に絞り込むこと。
例えば、こんな提案です。
「ここまでお話を伺った上で、〇〇さんにおすすめできるのは、
AとBの2つのプランです。
- Aは即効性が高く、仕上がりをすぐに実感できます。その分、価格は少し高めです。
- Bは長期的な改善を目指すもので、コストは抑えられます。
どちらの未来に近づきたいですか?」
「値段」ではなく「未来」で選んでもらう
このように提示すると、お客様は「価格」ではなく「理想の未来」を基準に考え始めます。
その結果、納得して、高単価なメニューを選んでくださることも珍しくありません。
つまり、あなたは「メニュー案内係」ではなく、
お客様を理想の未来へ導く「案内人」に変わるのです。
- 選択肢を丸投げすると、お客様は迷う
- 専門家の役割は、無数の選択肢を「2つ」に絞ること
- 価格ではなく「未来」を基準に決めてもらうことで、納得感と満足度が高まる
お客様が本当に求めているのは「たくさんの選択肢」ではなく、
プロが導いてくれる“最適な答え”。
あなたの提案次第で、お客様の未来は大きく変わります。
今日からぜひ、「案内人」としての接客を意識してみてください。