成長する仕事、「働く仲間に最高の未来を」をコンセプトに店舗展開を目標にしてる原田です。
このブログでは指名売り上げを上げたい美容師さん、これからもっと成長したい美容師さんに向けたブログになってます。
売り上げアップのヒントになるかもしれないので是非参考にしてみて下さい。
また僕がお店を立ち上げてからの気付きや体験、などもシェアしていきますのでよろしくお願い致します。
美容師の仕事は「髪を切ること」だけではありません。
お客様と信頼関係を築き、「この人になら任せたい」と思ってもらえる関係をつくることが、本当の意味でのプロフェッショナルです。
その信頼関係の土台になるのが、「ラポール形成」です。
今回は、美容師にとって欠かせないこのスキルについてのお話し。
「ラポール(rapport)」とは、フランス語で「橋をかける」「つながり」を意味する言葉。
心理学では「相手と信頼関係・安心感を築くこと」を指します。
つまり、ラポール形成とは
お客様との心に“橋”をかけ、安心して心を開いてもらうこと。
これができているかどうかで、施術の満足度もリピート率も大きく変わります。
■ 美容師にとってのラポールとは?
お客様は髪型だけでなく、
「自分の話を聞いてほしい」「安心して任せたい」と思って来店されます。
そのため、美容師に求められるのは技術だけでなく、
「心の距離を縮める力」なんです。
■ ラポール形成の具体的なポイント
① 最初の印象で安心感を与える
最初の笑顔・声のトーン・姿勢で、お客様の警戒心を和らげましょう。
入店時の「明るい挨拶」と「やわらかい笑顔」だけでも、第一印象は大きく変わります。
② 共感を示す
「分かります」「そうなんですね」といった共感の言葉を入れることで、
お客様は「この人は自分を理解してくれている」と感じます。
髪の悩みや日常の話にも、否定せず受け止める姿勢が大切です。
③ 傾聴する(聞く姿勢を持つ)
カウンセリングでは「話を聞くこと」が信頼の第一歩。
相手の話をさえぎらず、うなずきながら聞くことで、
安心感と信頼感を同時に生み出します。
④ ミラーリングで親近感を生む
無意識に相手の話すスピードやトーン、仕草に合わせることを「ミラーリング」と言います。
人は自分と似ている人に好感を抱く性質があるため、自然と距離が縮まります。
⑤ 最後の印象も丁寧に
施術後のお見送りやアフターフォローも、ラポール形成の一部です。
「また会いたい」と思ってもらえる一言を添えるだけで、次につながります。
■ ラポールが生まれると何が変わるのか?
- カウンセリングがスムーズになる
- 提案を受け入れてもらいやすくなる
- 小さなミスも信頼でカバーできる
- リピートや紹介につながる
つまり、ラポールがある美容師ほど「信頼で仕事が回る」ようになります。
ラポールは一瞬で作るものではなく、
「日々の小さな気づかい」の積み重ねで生まれるものです。
「この人になら任せたい」
そう思ってもらえる美容師であるために、
まずは“心の橋をかける”意識を大切にしていきましょう。