美容師でも、社会人でも。
最初は「好きだから始めた」って人、多いと思います。
僕もそうでした。美容が好きだから美容師になった。
でも、プロになってから気づいたんです。
好きな事でも、好きじゃなくなる瞬間があるってことです。
プロになると「基準」が変わる
趣味のうちは、自分の好きなやり方で、自分のペースでやれる。
けど、仕事になるとそうはいきません。
基準は3つに増えるんです。
- 自分の基準(理想・こだわり)
- 会社の基準(方針・ブランド)
- お客様の基準(満足度・結果)
この3つを全部満たして、初めて「プロ」って呼ばれる。
だから時には、自分の好きなやり方を変えないといけない瞬間が来る。
時には、自分が得意じゃない分野にも全力で挑まなきゃいけない瞬間が来る。
「楽しい」だけじゃ続かない
趣味の延長線上に仕事があると思ってた頃、正直、甘かったなって思います。
プロになると、「楽しいからやる」だけじゃなくて、「結果を出すからやる」に変わってくるんです。
美容師なら、お客様を素敵にするだけじゃ足りない。
また来てもらう、売上を作る、サロンの評価を上げる——全部が結果。
そこにこだわれないと、ただの自己満足で終わってしまう。
それでも続ける理由
じゃあ、好きじゃなくなったらやめるのか?
僕は違うと思います。
ここを乗り越えられるかどうかが、一流になれる人と途中で折れる人の分かれ道です。
・苦手な作業の中にも、上達の喜びを見つける
・結果を出して、お客様の笑顔や感謝をもらう
・自分の基準を広げて、会社やお客様の基準と重ねられるようになる
こうやって、ただの「好き」だったものが「誇り」や「信頼」に変わっていくんです。
好きな事を仕事にしたら、その“好き”は必ず形を変えます。
時に苦しいし、理想と現実がぶつかることもあります。
でも、そこで逃げずに、基準を広げ、結果にこだわり続ける。
好きから始めた道を、責任を通して、誇りに変える。
これが、プロとして長く愛される生き方だと思います。