「成長する仕事」「働く仲間に最高の未来を」をコンセプトに店舗展開を目指している原田です。
このブログは、
✅指名売上をもっと上げたい美容師さん
✅これからもっと成長したい美容師さん
に向けた内容です。
売上アップのヒントになるかもしれないので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
また、僕がサロンを立ち上げてからの気づきや体験も、これからどんどんシェアしていきます◎
「もっとお客様に喜んでもらいたい」
「口コミで指名される美容師になりたい」
そう思って努力している人ほど、“技術”だけで勝負しようとしがちです。
でも実は、お客様が“また来たい”と感じる理由の多くは“心理”にあります。
その心理を読み解くヒントになるのが、行動経済学です。
■ 行動経済学とは?
行動経済学は、経済学と心理学を掛け合わせた学問で、人が“理屈ではなく感情や直感で判断する瞬間”に着目しています。
たとえば、同じメニューでも見せ方ひとつで選ばれ方が変わったり、同じサービスでもタイミングによって満足度が上下する。
こういった現象には、すべて“心理のパターン”が関係しています。
■ 美容室の現場で活かせる3つの行動経済学の視点
①
初頭効果(最初の印象でほぼ決まる)
最初の「挨拶」「声のトーン」「身だしなみ」が、その後の評価に大きく影響します。
たとえカットやカラーがうまくいっても、最初の印象が悪いと「なんとなく居心地が悪かった」と思われてしまう。
→最初の3分を全力で! 笑顔・挨拶・空間作りに神経を集中しましょう。
②
ザイオンス効果(接触回数が多いほど好感度が上がる)
何度も会う人に、人は自然と親しみを感じます。
1回来ただけのお客様にも、SNSやLINE配信・ブログなどで“接触機会”を増やすことで、心理的距離が縮まり、再来のきっかけになります。
→ただの宣伝ではなく、「この人の考え方、いいな」と思わせる発信が鍵!
③
選択のパラドックス(選択肢が多すぎると選べない)
「どんなスタイルにしますか?何でもできますよ」
この一言が、実はお客様を悩ませているかもしれません。
選択肢が多すぎると、人は決断に疲れてしまいます。
→**おすすめを1~2つ提案して、“迷わせない優しさ”**を意識しましょう。
■ 行動経済学を活かす=「お客様の感情をデザインする」こと
技術を磨くことはもちろん大切。
でもそれと同じくらい、“お客様の心の動き”を知ることもサービスの質を上げる武器になります。
小さな気配りが「なんか、またこの人にお願いしたい」につながります。
私たち美容師は、単に髪を整えるだけでなく、その人の気持ちまで整える仕事です。
行動経済学を少し意識するだけで、サービスの“深み”は確実に増します。
人は合理的な様で、とても感情的。
行動経済学は、お客様やスタッフの心を掴む為に
身に付けた方がいいスキルだと思います。