成長する仕事、「働く仲間に最高の未来を」をコンセプトに店舗展開を目標にしてる原田です。
このブログでは指名売り上げを上げたい美容師さん、これからもっと成長したい美容師さんに向けたブログになってます。
売り上げアップのヒントになるかもしれないので是非参考にしてみて下さい。
また僕がお店を立ち上げてからの気付きや体験、などもシェアしていきますのでよろしくお願い致します。
~「選ばれる理由」をつくるために考えること~
最近強く感じていることがあります。それは、「美容室がコモディティ化してきている」ということです。
コモディティ化とは何か?
コモディティ化とは、商品やサービスの差が見えづらくなり、価格や立地、利便性だけで選ばれるようになる状態のこと。つまり、どの美容室に行っても、あまり違いが感じられなくなる現象です。
例えば「カット+カラー◯◯円」「予約が取りやすい」「駅から近い」など、一見便利なように見えても、お客様の記憶に残らない美容室になってしまっていないでしょうか?
なぜ危機感を持つのか?
コモディティ化が進むと、価格競争が激化し、利益が削られていきます。また、リピート率も下がりやすくなります。なぜなら「どこでも同じ」に感じてしまうと、簡単に他の美容室に流れてしまうからです。
どう差別化していくか?
では、どうすれば「選ばれる美容室」になることができるのか?ここでは、僕が考える差別化のポイントをいくつか紹介します。
1.
人で選ばれる美容室になる
どんなに技術が高くても、それが「普通」に感じられる時代。だからこそ、お客様との関係性や人間力が問われます。何気ない会話や、覚えていてくれる一言。そうした“人の温度”が差になります。
2.
コンセプトを明確にする
「髪を切る場所」ではなく、「自分らしくなれる場所」「気持ちが整う空間」、「エイジングの悩みを解決する」など、提供する価値を明確に言語化することが大切です。ターゲット層や、お客様の“なりたい未来”に寄り添うコンセプトを磨くことが必要です。
3.
世界観・ブランドをつくる
内装、ロゴ、スタッフの強み、メニュー表…すべてがひとつの「世界観」として統一されていると、お客様は共感しやすくなります。「このお店、なんか好き」と思ってもらえる理由をデザインや発信で作っていきましょう。
4.
お客様の“体験”にこだわる
技術や仕上がりだけでなく、「はじめて来たけど緊張しなかった」「こんなに丁寧にカウンセリングしてくれたのは初めて」など、“施術以外”の体験が記憶に残ります。体験価値を高める仕組みやルーティンを見直すのも差別化の鍵です。
最後に:自分たちの価値は自分たちでつくる
美容室があふれる時代だからこそ、「選ばれる理由」を自分たちでつくっていく必要があります。価格ではなく、“人”や“体験”や“世界観”で選ばれる美容室へ。
これは簡単ではないけれど、だからこそやりがいがあります。
CYANで働くみんなには「選ばれる理由を作れる美容師」でいてもらいたい。
僕はそう思っています。
皆さんは、どんな理由で「ここに来てよかった」と思われる美容師を目指していますか?