成長する仕事、「働く仲間に最高の未来を」をコンセプトに店舗展開を目標にしてる原田です。
このブログでは指名売り上げを上げたい美容師さん、これからもっと成長したい美容師さんに向けたブログになってます。
売り上げアップのヒントになるかもしれないので是非参考にしてみて下さい。
また僕がお店を立ち上げてからの気付きや体験、などもシェアしていきますのでよろしくお願い致します。
今日は、美容師自身の視点から「お客様のヘアケア理解度を高める重要性」について書いていきます。
ヘアケア提案が通らない理由は“理解不足”
カウンセリングでしっかりヘアケアを提案しているのに、
- 家では続かない
- 勧めた商品を購入してくれない
- そもそも興味を持たれない
そんな経験はありませんか?
この原因の多くは「必要性が伝わっていない」こと。
つまり、お客様が理解していない・知識が足りないことにあります。
理解がない=実感できない=行動しない
お客様は、
「自分の髪に本当に何が必要なのか」
「なぜこのケアが今必要なのか」
を理解していない限り、行動に移すことはありません。
だからこそ、美容師側が「ただ伝える」だけでは足りず、
相手の理解度を上げる工夫=教育的コミュニケーションが求められます。
理解度を高めることの3つのメリット
① リピート・商品購入率の向上
自分にとって「必要」と実感した人は、驚くほど素直に行動してくれます。信頼も深まり、結果としてリピートや店販にもつながります。
② 技術だけでなく「価値」も選ばれる
技術が上手いだけではなく、「この人から教えてもらいたい」「任せたい」と思ってもらえる存在に。お客様の“美容師を見る目”が変わります。
③ お客様が自走し、髪が育つ
日常ケアが整うと、髪の状態が明らかに変わります。ベースの整った髪は、施術の仕上がりも向上し、技術の価値がより際立ちます。
美容師の役割は「教える人」でもある
今の時代、美容師の価値は「髪を切る人」から「髪と向き合う知識を共有できる人」へと進化しています。
つまり私たちには、
- お客様の今の状態を見抜く【診断力】
- 正しい情報を噛み砕いて伝える【説明力】
- 行動を後押しする【コミュニケーション力】
この3つが求められていると、僕は感じています。
まとめ:まずは“伝える習慣”から
いきなり深い説明は難しくても、まずは
- なぜこのシャンプーを勧めているのか
- なぜ乾かし方が大切なのか
- どんな成分がどう作用するのか
を、日々の中で**「一言加える」習慣**を意識するだけでも、少しずつお客様の反応は変わってきます。
最後に
美容師は、「結果を出すプロ」であると同時に、「お客様の未来の髪を育てるプロ」でもあります。
そのためには、“知識の橋渡し役”になることがこれからの時代、ますます重要になるはずです。
伝わる努力、していますか?